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新聞: 朝刊『毎日新聞』記事「日本の食文化ー未来へ伝え」掲載

朝刊『毎日新聞』(2015年12月30日)にて記事「日本の食文化ー未来へ伝え」の見出しで掲載されました。

///以下、誌面記事を転載///

「食」の専門家が集まり、分野の垣根を越えて交流することで「日本の食文化」の真価を伝えたい−−。料理人で食品学者の松本栄文さんが中心となり、このほど「日本食文化会議」が発足した。さまざまな視点で食を検証するとともに、未来の食文化への提言を行うとする。
●専門家会議発足
メンバーは、フランス発祥の「グルマン世界料理本大賞」で過去に受賞した料理研究家や食文化研究家などが中心となった。同賞は各国で発刊された料理およびワインに関する書籍を顕彰するもの。20周年を迎えた今年、松本栄文さんの著書「日本料理と天皇」が世界大賞最高位に輝き、受賞を記念して今月、東京都内で「日本食文化会議」のシンポジウムが開催された。
まず初めに、松本さんが「誇りある日本料理の世界」と題して基調講演を行った。「そもそも『和食』とは、明治維新の際に入った『洋食』に対して生まれた概念。一方、日本料理の原点は宮中の料理にある」として、国の歩みを担う日本料理の奥深さを熱く語った。
●奥深さ語り合い
シンポジウムは、進行役に東京農業大准教授の川嶋舟さんを迎え、松本さんをはじめフードジャーナリストの向笠千恵子さん、裏千家茶道「芳心会」主宰の木村宗慎さんらが「食を通して伝えたいこと」を語り合った。向笠さんは「食材の背景にある物語を知ることで、日本の第1次産業はもっと強くなる」と話した。
最後に、一同が「料理に対する価値観を共有し、新しいステージに踏み出す」ことを宣言した。同会議は社団法人化を申請中で、来年から本格的に始動する予定。【三輪晴美】

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