茶屋花冠の軽食や甘味は、物語があり、味に濃淡があるのが特徴です。

まず、茶屋に御餅は欠かせません。茶屋花冠では、つきたての草餅を、夏を除く毎日お出ししています。草餅に使う「マンゲツモチ」という糯米は、天皇陛下が皇居内の水田で御手植えされることでも知られる貴重な品種。栽培期間が長く、収量は一般的な餅米の半分ほどしかありませんが、その分、味わいは格別です。

佐原の夏の風物詩にもなっている「宇治金時の御氷」は、京都・宇治「三星園上林三入本店」と共に、古文献より江戸時代のかき氷を再現したものです。削り御氷にきび砂糖をふり、最高級抹茶「初むかし」をふんだんにかけ、香り高い漉し餡を添えました。

「あつあつ餡トースト」は、厚切りトーストの上に冷たいバターをひとかけら、その上にぐらぐら煮え立つほどの漉し餡をたっぷりのせて。さくっ、ふわっ、バターが溶けた甘じょっぱさに餡の豊かな甘みがたまりません。

卵3個分の出汁巻き玉子を挟んだ「玉子サンドウィッチ」は、和がらしかケチャップをお選びいただきます。これにタバスコを添えるのが花冠流。タバスコの辛味に加え、酸味がサンドウィッチを引き締めます。

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