街道沿いの、築百八十年の古民家と出合いました。もともとは大正ロマンを彩ったハイカラな帽子屋さんで、活気ある町の記憶を宿す建築。数寄屋建築家の手で新たな命が吹き込まれました。

さぁ、この空間になにを置こうか。大正時代の家具に、あでやかな花の絵画。愛らしいかんぴょうスピーカー、フランスの古いコーヒーミル。階段下に懐かしい漫画を並べてもいい。あるじの趣味嗜好が感じられ、なぜか落ちつく、そんな店。

かつて街道の宿場町には茶屋が存在し、商人や旅人が荷を下ろして一服の茶を楽しみました。茶屋が街道文化を支えてきたように、茶屋花冠が、佐原の拠りどころになればと思います。

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